墓石の色が変わるって本当?
墓石の色の変化に気づいて、欠陥ではないかと不安になる人がいます。
墓石は、水を吸ったときに色が変わるものです
東日本では黒や濃い色、西日本では白やグレーの石が人気を集めており、色を重視して購入する人も増えているので、サンプルと違う色になることは問題視されます。
しかしこれは全ての石が持つ特性であり、乾けば元に戻るので心配ありません。
基本的に濡れたときは、普段より少し濃い色になります。
濃い色の石や目の細かい石は濡れたときの色の変化が大きいです。
墓石を選ぶ時は、水を吸った時にどうなるかも確認しておくと良いです。
石のサンプルがある場合には水をかけてみると、本来の色との違いを比較できます。
石は硬いため水を吸い込まないように見えますが、小さな隙間がたくさんある構造なので水を吸っては蒸発させるのを繰り返しています。
ただし墓石は水の吸収率が低い方が優れています。
水は凍ると膨張するので、石が大量の水を吸った時に気温が下がると石を形成する成分に裂け目ができて、ひび割れの原因になります。
墓石は御影石という花崗岩で作られており、安山岩など他の石と比べて吸収率が低いです。
皆さんが墓石を選ばれる際に、ぜひ参考にしてください。