墓石などを取り扱っている石材店の良し悪しを見分けるときに、その目安となるものは施工現場や店舗、事務所などを見せず、客の訪問を嫌がる業者であれば、悪徳業者である可能性が高いといえるのです。
また、墓石などにまつわるさまざまなことを尋ねても、少しも明快な答えが返ってこなかったり、宗教や仏事の知識が不足している業者も信頼できず、怪しいといっても良いでしょう。
更に、一生に一度の金額の大きな取引であるにもかかわらず、他社と比べたり、時間を置いて考えたりさせずに、決断を急がせる業者も悪徳業者である要素です。
反対に、自社の施工例などをたくさん用意していて、それらを見せるなどして説明もきちんとおこない、こちらの多くの疑問などにしっかりとした知識の裏付けを持って答えられる業者は信頼できそうですよね。
一生に一度の買い物ですから、と業者の方から客にゆっくりと考えるように、決断を急がぬようにとアドバイスができるような業者であれば、信頼性の高さは保証されているようなものでしょう。
墓石詐欺にあわないように、急ぐときほど時間を掛けて考えるようにすることをおすすめします。
2016 5月 22日 投稿
お墓の豆知識 > 悪徳業者に気を付けて
お墓は先祖代々受け継いでいくものでしたが、戦後は就職などで地元を離れる人が多くなったため、年末やお盆にだけ地元に戻ってきて墓参りするという人が多くいらっしゃいました。
しかし、その世代も高齢化になり、そう頻繁には墓参りをしたり墓のメンテナンスをすることができなくなったので、墓じまいをする人が増えています。
地元を離れて、現在住んでいる家の近くにお墓を建てて遺骨を近くに移動して改装を行ったり、もうお墓を持たない選択肢をする人多いですよね。
お墓を持たない場合は、完全に墓じまいすることになるので、先祖の遺骨を永代供養墓に合祀してもらうことになります。
樹木葬などの永代供養墓におさめたり、散骨にしたりするなど、墓じまいをした後の遺骨の方法にはいくつか選択肢があるのです。
ただ、墓じまいをするときは遺族の方に確認をとって了承をしてもらい、さらに今までお墓を管理してくれたお寺さんに謝礼の気持ちを込めてまとまった費用を支払うことになっています。
また、遺骨をお墓におさめたときは自治体に届け出をしていますから、遺骨を移動させる手続きをとる必要があります。
2016 5月 20日 投稿
お墓の豆知識 > 墓じまいとは
お墓はご先祖様が静かに眠っている場所ですから、常に綺麗にしておく必要があります。
ただほとんどのお墓は雨や風、紫外線に直接さらされる場所に建設されていますから、時間と共に劣化が進んだり、墓石に苔や藻が生える、またお墓の周囲に雑草が生えてしまうことがあります。
常に清潔にしておくために、定期的にお墓の周りのゴミを掃く必要があります。
そして墓石は濡れた布で拭くようにして、雨水や大気中の汚染物質が墓石に残らないように掃除を行います。
たわしなど硬いものでこすってしまうと、墓石をいためてしまいますから、濡れた布でこするのが一番良いです。
また、花立・線香皿・ローソク立てなどは取り外し水洗いをし、お供えしたお花などは枯れる前に取り替える必要があります。
線香の灰やローソクの残骸なども残っていたら見栄えが悪くなってしまいますから、綺麗に掃除を行うことが必要です。
そして雑草などがあれば、周囲のお墓にも迷惑をかけてしまいますので、見つけたと同時に引き抜く必要があります。
雑草はとても早く成長してしまい、周囲に広がってしまう恐れもありますから、その都度対処をすることをおすすめします。
誰でも年に何度か墓参りに行くと思いますが、多くの方が意外と墓参りの必需品を知らなかったりする事が多いようです。
一般的にお墓は、自宅から遠い場合も多いので忘れ物をすると大変に不便ですよね。
よって、必要なものはあらかじめ書き出して用意しておくと良いでしょう。
まず線香やロウソクは必ず持って行く必要があります。
また、墓前で火をつけるためには専用のライターも用意したいところです。
線香やお花は霊園の近くでも売っている事が多いのですが、現地価格で高めになるので予め購入していく方が良いのです。
さらに、手桶と柄杓は霊園にありますがお盆、お彼岸など、込み合う時は数が足りなくなります。
この手桶と柄杓が空くまでの順番待ちは大変に無駄な時間です。
毎年使う訳ですから、PC手桶セットは名前が刻めるので自宅用の物を購入する人が増えています。
この順番待ちがなくなるだけで墓参りの時間が大幅に短縮されますから、数年単位で考えれば買っても安いものと言えるでしょう。
また、墓参りの際には墓周りを清掃しますが、雑巾だけでは墓石の汚れは簡単に取れませんので、墓石磨きがあると便利です。
近年のペットブームとともに、ペットも大切な家族の一員だからと、亡くなって「からも身近に遺骨を置いたり、個別に遺骨を納めるペット霊園なども多く普及するようになりました。
そんな中で、さまざまな形や大きさのペットの墓石を用意して、室内や自宅の庭の片隅などに設置することも、次第に増えつつあるのではないでしょうか。
また、ペット霊園や、庭先などにペットの墓石を用意することで、飼い主がいつでも好きなときにお墓参りが出来て、心を和ませたり、生前のペットを偲んだりもできるのです。
ペットのための墓石は多種多様ですから、花や線香も添えられる人間と同じような本格的なタイプから、エンブレムのように持ち運びが簡単なタイプまで揃っています。
なお、墓石にはペットの名前も刻めるほか、希望によっては生前の姿を刻むような特注品もできるので、飼い主の注文にそっていろいろな墓石を作ることができます。
更に、ペットの場合には墓石や遺骨を納めることにも、人間のような難しい制約はあまりありませんから、飼い主さんの考えで部屋の中に墓石を設置することも可能でしょう。
家族形態の変化や、少子高齢化が進んだことで、墓地の跡継ぎ問題を抱える人が増えています。
子供が嫁いでいる場合や、跡継ぎがいない場合は墓を継いでくれる人がいませんから、親族などに跡継ぎを探す人もいますが、なかなか跡継ぎを見つけられないのが現状です。
また、跡継ぎがいた場合でも、墓が自宅から遠い場所にあったり、墓を維持していくためにかかる費用のことを考えて、継がせるのは申し訳ないと考える人が増えており、墓じまいを選ぶ人も少なくありません。
墓じまいをするときは今までお世話になったお寺さんに謝礼金を支払ってお墓を撤去し、自治体などにも墓じまいをすることを申請して遺骨を移動させる手続きをとる必要があります。
そしてお墓から取り出した遺骨は、散骨にしたり、自然葬にすることが多くなっています。
自然葬の1つである樹木葬は、跡継ぎがいなくてもできることや永代供養になっていることが魅力になっています。
管理している霊園に、最初にまとまった管理費用を支払っておけば、永代にわたって供養してもらえますし、毎年の管理料を支払う必要もないので安心だと考え、関心を持つ人が増えています。
2016 5月 12日 投稿
お墓の豆知識 > 墓地の跡継ぎ問題
高齢化が進む今の社会では、昔と比べると葬儀やお墓という話題が増えています。
人は誰でも、最後には死を迎えることになりますよね。
葬儀のあり方が大きく変化する中で、同時にお墓に対しての考え方も色々な変化がでています。
自分の好きな場所で、安らかに眠りたいと願う人は生前にお墓を決めています。
お墓を作るにはまずは、霊園を選択することが優先されるでしょう。
この際に、交通アクセスも大事です。
さまざまなものがありますが、一度現地に行って確かめて管理者から詳しく説明を受けることは大事ですよね。
管理者からの説明では、どんな形式でもいいのか確認をすることも忘れずにしておきます。
次に、区画を申し込むときには、この先にかかる永代使用料や年間管理費を確かめることも重要です。
お墓は、区画の大きさで管理費などで差がでることはよくあります。
永大使用料や、年間管理費は自分が亡くなったあとには家族が支払うものなので特に細かく聞いておくといいでしょう。
その支払いも、いつ支払うのか時期もわかるとより的確になります。
お墓は、家のように買い取るのではなくその区画を借りる形式です。
そのために、年間管理費は欠かすことができないのです。
2016 5月 10日 投稿
お墓の豆知識 > 霊園の選び方
日本では、生前に亡くなった後の準備をすることは「縁起でもない」と抵抗感を持つ人が多いですが、実は生前にお墓を建てることにはいくつかのメリットがあります。
まずは、お墓を自分の希望する形や色にできることです。
自分が入るお墓であるにも関わらず、多くの場合は死後に用意されるため故人の意志は反映されませんが、生前に選んでおけば自分で好きなお墓を選べます。
お墓を準備する時期は特に定めはありませんが、納骨が行われる四十九日法要までに、遅い人でも一周忌までには準備するという人が多いようです。
しかし、お墓は大きな買い物なので、急いで準備をするのは大変ですので、生前から用意しておけば慌てて準備する心配もないので安心です。
また、お墓はその場所の永代使用料を買うという形なので、通常の土地購入とは異なり、固定資産税はかかりません。
そのため、早く購入していてもその分長い期間固定資産税を払うということはないのです。
さらに、生前に準備しておけば相続税対策にもなるため、相続税や固定資産税がかからないというのも生前準備のメリットといえます。
2016 5月 8日 投稿
お墓の豆知識 > 生前にお墓を建てるメリット
お墓を建てる時期に決まりがないことをご存知ですか。
生前に建てても全く問題はなく、寿陵(じゅりょう)と呼ばれ古くから幸福を招き長寿になり縁起がいいものとされるようです。
この場合墓石に刻む名前は朱色に塗ることが一般的です。
お墓を生前に建てると、自分の意思や遺された家族の負担を軽減することが出来るなどのメリットがあります。
建てる場所や墓石のデザインや刻む文字や言葉まで、自分の好みの物を選ぶことが出来ますし、何より時間をかけて選定することが可能です。
期限が決められていないので、妥協せずに選べることは死後には出来ない事と言えます。
また、死後は家族に大きな負担がかかります。
事務的な手続きや遺品整理、心のケアをする必要もあります。
その後すぐに1周忌も来てしまいますから、お墓を建てておけばその負担を少し軽減してあげられますよね。
さらにお墓は祭祀財産にあたり、相続税の対象外です。
お墓を建てるために遺しておいた現金には相続税がかかりますが、祭祀財産にはかからないというメリットもあります。
しかし、生前に建てると管理費が大変、という声もあります。
管理費や維持費をよく調べ、問題がないかよく確認しましょう。
2016 5月 6日 投稿
お墓の豆知識 > 生前にお墓は建てられる?
先祖代々のお墓を持っている方ならば、亡くなったあとに遺骨を納める場所は生前から決まっているといっても過言ではありません。
そうでない場合には一般的に、生前に自分で墓地を購入するなどの用意をするか、亡くなった後に家族によって墓地などを用意してもらうことになります。
しかし、お墓はいつまでに建てるかの決まりはないのですし、遺骨もいつまでにお墓に納めなければならないというようなことは、法律で決まっているようなことではありませんん。
ただし、一般的には供養のためできるだけ早く建てるのがよいと考える向きもありますし、またお墓などがいつまでも用意されないとお墓参りをしたいと考えている親類や知人などが戸惑ってしまうことも考えられます。
そこで、もしもなかなかお墓を建てることが出来ないような場合には、一周忌を過ぎるなら菩提寺に預けてもよいので、一度菩提寺に相談することを考えてみてもよいでしょう。
また、一番大切なのはお金のかかった立派なお墓を建てることではなく、亡くなった人を心から供養することだということを忘れてはいけません。
2016 5月 4日 投稿
お墓の豆知識 > お墓を建てる時期