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お墓の豆知識

複数のお墓をまとめられる?

何らかの事情により、お墓がいくつもある家があり、それを1つのお墓にまとめたいというケースがあります。

また、親族が個々にお墓を持っていたものの、管理が大変難しく、管理しやすくするために1つにまとめるというケースもあります。

その場合に、墓誌と呼ばれるものを用意します。

前の墓石に刻まれた戒名などを亡くなられた年月日順に並べて刻んでいく必要があるため、墓誌が必要となります。

そして、捨てる方の墓石から魂を抜き取る、閉眼法要を行います。

その後、遺骨を取り出し、新しい墓石に戒名などを刻み、魂を入れ直す開眼法要を行い、納骨法要を済ませて終了です。

これらの費用についてですが、新たな墓石の費用、そして、今までの墓石の処分費用、供養の費用など合わせていくと、だいたい200万円程度と言われています。

また、残った土地に関しては、更地にしてしまうケース、そして、目印を置いたり土台などを置いたりしてそこにお墓があったことを示すケースなど人によって様々ですが、管理している墓地のルールなどに従って決めていくことになります。


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お墓に人数制限はある?

法律では1つのお墓にこれだけの人しか入ることができないというものはなく、何人でも入ることは可能です。

しかし、お墓の中にはカロートと呼ばれる遺骨を納めるスペースがあり、そのスペースには限りがあるため、そもそも物理的に限界があります。

また、都心部に納骨場を用意してある場合、納骨場満杯で昔の遺骨をどうにかしないといけないケースも出てきてしまいます。

昔の遺骨に関する取扱いは地域によって様々です。

例えば、三十三回忌法要が終わったら、遺骨を海などに撒いてしまう、もしくは土に埋めてしまうという人、もしくはいっぱいになった時点で撒いてしまう人など様々な人がいます。

散骨が認められており、自然に戻すということで、亡くなられた人の思い出の地で遺骨を撒いてあげるという人も中には存在し、一方で、昔の遺骨をあえて残し、生前のうちにここに撒いてほしいと決めておくケースや墓を新設してそこに納骨するケースなども出てきています。

また、墓を大きくして、なるべく親族すべての遺骨を入れられるようにしておくということも可能となっています。


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キリスト教と墓石

キリスト教式で埋葬をする際には、墓石についても、色、形や刻む文字及び場所についても仏式とは意味合いや形式が異なります。

所属する教団や教会が納骨堂をもっている場合はそこを利用することが一番ですが、なければ公共や民間の墓地を探すことになります。

その際には宗旨を問わないか、墓石など自由かなど確認することが必要です。

キリスト教では基本的に個人で埋葬しますが、日本では土地の問題もありますので、近年では家族で埋葬の形もあります。

墓石の色、形には特に決まりはなく、大理石や赤御影石などで、低めの洋風墓やフラットなものや十字架が多いです。

刻む文字も様々で好きな言葉や聖書の文章など、名前や十字架を刻む方もいます。

個人墓であれば、洗礼名と没年月を表に入れる方もいますが、家族墓にするのであれば側面などに刻みます。

キリスト教では墓に眠る故人に手を合わせる習慣はなく、それまで生きてこられたことへの神の御加護に対する感謝として祈りをささげる場所としてお墓があります。

キリスト教では線香を焚くことはしませんので、香炉の代わりに蝋燭立てが設置されます。


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お墓用品について

マイ桶などのお墓用品はインターネットなどでも購入することができます。

お墓用の花立、線香立てや線香皿、ろうそく立てなどは雨風に晒されることや、そのまま花などを放置しておくため、長年使っていると劣化してしまいます。

取り換えの際に頑丈なものに変えておくこと、劣化に強いものに変えることで長い間使うことができるようになります。

また、お水を入れておく水鉢皿を生前使っていたお茶碗に代用するといったことも可能です。

最近では便利なお墓用品も登場しており、線香用のライターも販売されています。

費用として少々値が張りますが、タバコを吸わない人、マッチを最近使ったことのない人などは怖い手つきで火をつけることになり、色々と危険です。

安全性を考慮して線香用のライターなどを購入する人が増えています。
これならお年寄りでも子供でも安心して使うことができます。

また、納骨室にカビが生えないよう、換気口をつけることができるようになっており、そのグッズも人気を集めています。

墓参りが安心して、そして気楽にできるようなお墓用品が毎年のように登場し、進化を続けています。


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お墓と砂利

お墓の周りには必ずといっていいほど砂利が敷き詰められています。

高級感を演出するもの、色とりどりの砂利など様々な種類が存在しますが、砂利が用いられる理由として挙げられるのが、地面に生える植物防ぐ効果です。

土のままだと雑草などが生えてきてしまい、そのケアが大変です。
砂利でも生えることはありますが、その分抜きやすく、ケアも土に比べれば簡単です。

また、見た目にも砂利は清潔そうに見えるため、多くのお墓では砂利が使われています。

土から砂利へ取り換える費用というのは、お墓の広さで変わっていきます。

まずは除草によって雑草をすべて抜き取り、土を掘り起こします。

掘り起こした土を敷き直す際に雑草が生えないように、コンクリートを入れたり、シートを使用するなど生えにくい対策を施します。

そのあとに砂利を敷いて完成です。

砂利の値段はさほど高くなく、数千円程度で事足ります。

掘り起こしたり、雑草が生えにくい対策をしたりする人件費がかなりかかるため、自分たちでできそうなだと判断した場合には自らの手で行うことも可能ですが、専門業者にやってもらった方が無難です。


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お墓に植える植物

まず初めに、供える花に決まりある?と疑問を抱く方がいますが、故人を思い好きだった花や素敵な感じの花束を供えるのも1つの方法になりますがこのときに思う事が、タブーは?という決まりある?と反対の意味です。

タブーについては、棘や毒があるもの、つる状になっているものと匂いがきつい花は一般的には避けて供えるものです。

お墓に供える植物で、多いのが菊の花になります。

これは菊の花には、棘や毒がなく縁起のいい花という理由だけではなく、長持ちする花になるからです。

宗教や地域によって、供え方に違いがあるものです、
浄土真宗では、色花のみで樒は供えません。

真言宗は高野槇、日蓮宗系は樒を色花に供えます。

淡路島〜四国あたりでは宗派に問わず、樒を色花に供えます。

一般的には、樒を色花に供えます。

季節により、使用する花の品種を変えるもいいです。

春はキンセンカやアイリス、夏はリンドウやグラジオラス等を
使用してみてみるのもいいですね。

近年では、花粉の少ない花の品種を選ばれる方も多くその時々や季節によって変えてみるのも
故人への思いやりにつながることでしょう。


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お墓と遺書

漠然と死を意識するようになったら生前にやっておくべきことがあります。

それはお墓と遺書を書くことです。

人が死ぬと相続で家族が仲違いをすることはよくあります。

特に、こどもから見て両親が両方ともこの世を去ったときの相続が揉め易いです。

そういった家族の仲違いという不幸を避けるため、また、生前自分によくしてくれた人に自分の財産を贈るために遺書を準備するのがよいでしょう。

遺書には法的効力が生じます。

ですが定められたルールに則たものでなければなりません。
例えば、日付記載のうえ、署名捺印があることや全文直筆であることなどです。

また、法定相続人には遺留分が認められますのでその点を考慮しておく必要があります。

次にお墓です。
お墓やその家の祭祀に必要なものは基本的に相続税の対象にはなりません。

ですから、生前にお墓をつくっておけば、子供たちがお墓を作る費用を負担せずにすみ、かつその分の相続税も無いので、悪いことはありません。

また生前から自分の墓は縁起が悪いと思うかもしれませんが、古来、生前に自分のお墓を立てることはよいことだとされています。


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お墓を売却したい

お墓詣りに来る人がいなくなってしまうということや、経済的な理由によりお墓を売却しようと考えている人は近年増えている傾向にあります。

しかし、墓石に関してはどんなに高価な石を使っていても、使用してしまっていることで売却するということはできません。

手放す場合には費用を支払って石を処分してもらうのが一般的です。

遺骨については、永代供養塔などに収めるなどして、お寺に管理をお願いします。

お墓が建っていた土地は霊園やお寺などに返却します。

ただし、余分に購入してしまったといったことで、土地を所有しているが墓石が建っていない状態の場合には、所有権を売却することが可能です。

その際、所有権を持っていることが重要になるため、書類を確認することが大切です。

使用権のみの場合には売却することはできません。

引越しをすることで遠方になるためお墓詣りをすることが難しくなってしまう場合には、売却するという考え方ではなくお墓を引越しをするという考え方が妥当です。

その時も墓石の処分には費用が必要になり、引越し先で新たに墓石を建てるための土地が必要になります。

引越しする際には所定の手続きをしなければなりません。


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お墓の文字の色について

お墓の文字の色は、基本的には墓石の種類や字体によって変わります。

例えば、白御影石の場合、白でもはっきりわかる場合、もしくは黒にして字体をくっきりさせる場合などがあります。

中には墓石に色をつけないところもあります。

理由として、最初のうちは名前がはっきりわかるからいいものの、風雪によってペンキがはがれてしまうことがあるためです。

また、その部分が汚れてしまうことも理由として挙げられます。

色を入れる意味はある?という疑問は多くの人にあり、色を全く入れない人もいますが、手彫りによって作られた場合には色を入れる意味はありません。

これは手彫りの場合、深さを変えるなどのことをしていくため、反射によってしっかり文字を認識できるように作業を進めていくことができます。

最近は機械で彫られるため、どこも同じように彫られ、そのためにペンキなどで目立たせています。

中には、ピンクや黄色などを使う人もいますが、何色であったとしても問題はありません。

ただし、汚れが目立ってしまったり、はがれた時に見た目が良くないため注意が必要です。


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ペットと同じお墓に入れる?

最近ではペットと一緒に入れることを売りにしているお墓が増えて来ましたが、まだまだ一般的とは言えません。

割合にして全体の1割程度と言われています。

それならば「家族のお墓にそのまま入れればいいのではないか?」と思われる方もいると思いますが、基本的には墓地や霊園の管理者などの承諾を得なければ難しいでしょう。

理由は動物に対する考え方の違いや、宗教観にはそれぞれ違いがあるからです。

飼い主にとっては可愛い我が子でも、法律上ペットの遺体は廃棄物扱いなのです。

それでも愛犬、愛猫と同じお墓に入りたい方は後を絶ちません。

ペットと一緒に入れるお墓はどれくらいの普及数、率なのでしょうか。
場所は関東地方に多くあります。

東京、神奈川、千葉、埼玉にはそれぞれ10件から20件弱のペットと一緒に入れるお墓が存在します。

ですが地方では、まだまだ普及してるとは言えないのが現状のようです。

費用は様々ですが、東京、埼玉を例に考えますとお安いところで10万程度、高価なところでは250万超えと言うところもありますが、平均で140万から160万程度です。

形態も霊園墓地から公園墓地と樹木墓と色々ありますので、充分に検討されて下さい。


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