一般的に、先祖代々受け継ぐお墓は1基を立てて、その中に全ての遺骨をおさめています。

しかし、お墓には決められたスタイルがないため、様々な種類のものがあります。

一人に一基ずつ建てるお墓のスタイルである単独墓というものがあります。

土地の少ない都市部ではほとんど見かけないですが、地方の田舎にはまだ単独墓のスタイルが脈々と続いています。

また、夫婦のどちらかがなくなった時に建てる比翼塚があります。

これは、二人分の戒名を彫っておき、亡くなった人は黒、生きている人は朱色に塗るという地域もあります。

その他に死産や中絶で亡くなった子供の供養として地蔵の形をした墓石を建てる子供の墓というものもある地域もあります。

お墓にスタイルは法律で厳格に決められていませんから、地域のならわしに従ったり、故人の遺言や遺族の希望によってかえることができます。

お墓のスタイルはそれぞれ異なっていますが、どのお墓も先祖や故人に感謝する気持ちや安らかに眠ってほしいという気持ちを込めて建てられています。

その意味も込めて、最近では故人が生前趣味だったものを形作った墓石なども増えています。

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