日本では年々孤独死といわれる、身寄りの無い高齢者や一人暮らしの人の死が相次いでおり、警察が遺族を探すことで遺体の引き取りを要請してくることがあります。

しかし生前から不仲であったり、家族の縁を一切断っている遺族の場合でも、亡くなった人の遺体を遺族は受け取らないといけないのか、と疑問に思うでしょう。

法律上は遺族に引き取りを強制することは出来ないため、断固として拒否をすれば遺族は遺体の処理をしないことが可能です。

遺族が引き取りを断固として拒否した場合や、遺族さえ見つからなかった生涯孤独の場合は、引き取り手が存在しないと無縁者となるため、各自治体によって引き取られて税金で荼毘に付して埋葬します。

警察が遺族を探すのは、無縁仏を少しでも減らしてきちんと供養をして欲しいという願いと、出来るだけ税金を使わないための措置といえます。

生前に故人と遺族とがどのような関係にあったかは、他人に推し量ることは出来ないため、遺族がいる場合の対処については遺族の考えを尊重して行うことができます。

日本での孤独死はこれからも一定数あることが予想されるため、他人事では無いでしょう。

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